心療内科のドクターには相談ができない

心療内科という言葉を聞いて、いろいろな相談ができるところだと考えたかもしれません。頭の中にアメリカの映画のように向き合ってイスに座り、いろいろなことを相談するイメージが湧いてきた方もいるでしょう。しかし、心療内科のドクターは悩みを聞くことを仕事としてはいないので、もちろん人間関係についても話すことはできません。話すだけならば自由ですが、ドクターに伝えても考えているような答えは返ってこないと思ったほうがよいでしょう。基本的に心療内科のドクターは、処方箋や行動療法を用いて病気を治してくれる存在です。そもそも心療内科での一人あたりの診察時間は決して長くはないため、人間関係の相談に乗ってもらう時間はありません。

カウンセラーがいれば悩みを相談できる

心療内科のすべてが、人間関係の悩みが相談できないというわけではありません。もしも、カウンセラーが在籍しているのなら、ドクターではなく、そちらの方に相談をすることが可能です。カウンセラーがおこなうカウンセリングには、臨床心理士といった心のスペシャリストが対応してくれるため、ドクターではないからといって不安に思う必要はありません。いろいろなことを相談できるので、不安なことがあるのなら人間関係以外の悩みも話してしまいましょう。ちなみに、心療内科のほとんどはドクターの診察のみで、カウンセラーが対応してくれるところは多くはないです。下調べをせずに適当な心療内科を訪れても、高確率でカウンセリングは受けられないので気をつけましょう。